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Title:【 本は木である 】 Days:h16.09

ココの古本屋をはじめて
そろそろ一年になる

ていうかもう過ぎた。
はははは って笑い事ぢゃない
誰か気付よ、且つ花束くらい持って来い
なんつって全然そんな気ないので
はははは やっぱ笑って流そう

9月6日が古本喫茶伽羅の誕生日に
当たるらしい

当の店主でさえ知らなかったんだから
そりゃ誰も気付かんわな

何はともあれ、オメデトさんである
やればできる できてるのかどうかは
未だに自分でもよく分かってないのだが、
結果まだここに居る
続くもんである。

こんだけ
やってると本人にその気がなくても
何かしら見えてくるらしい

色々気付かされることがある。

のひとつがタイトルにある通り
本は木なんだってこと。

人と本の付合いは長い。
でもなんでそんなに本と気長に付合って来れたのか
という問いに、確かな答は見つけられずにいた。

けど、分かったんである。
その理由がコレ。
もし仮に本が木でできていなかったとしたら
ここまで長くは付き合えなかっただろうと。

木のぬくもり、これには
誰一人嫌がる人間はいないハズだ

本というより
木としてのほうが
はるかに人間との付合いは長いのだから

少し昔の話だけども
ボクが受験生だった頃、
フロでも読める単語帳、
略して「フロ単」という本があった。

それはどうみても木のぬくもりはなく
プラスチックか何かでできた無味乾燥な本で
売りは水に濡れても読める本、てことで
その機能は十分果たしてたのだが
やっぱり途中飽きてしまい、長続きしなかった。

たしかに中身の面白さにも問題があるだろうけど
やっぱり木でなかったことの理由は大きい

何より木の本の魅力は、気になったページの耳を折ったり
赤ペンでラインを引いたり、何度も何度も
繰り返し読み潰して、太く真っ黒に仕上げる(!)ことにある

受験の頃なんかだと、辞書なんか
ワザと折ったり、くしゃくしゃにしたりなんかして
黒ければ黒いほど使いこなしてるみたいなステータスもあった

木のぬくもり、実はそれが本にも目に見えないところで
働いていたんだな〜と、やっと古本屋店主の今になって
つくづく実感

本はやっぱり木じゃないと!

ps ついでに言えば
  古本屋はできれば木造(ウチは偽だけど)が宜しい
  木でできた本と木の相性が悪いワケないではないか


 

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