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Title:【 古本は売れないものである 】 Days:h17.02.02

最近の古本屋さんで
経営が厳しいのだろう
ずっと渋い顔をして
背中を丸めて悩んだ姿の主人を
よく見かける

ボクもナンチャッテながら
古本かじってるので
気持はわからないでもない

古本は生活必需品でも何でもないので
そう易々と売れるものではないだろう

ましてや屑本の類いになると
店にはどんどん持込まれるものの
まったく売れたものではない

でもだからって
そんな渋い顔してたら
売れる本も売れなくなるのでは?

というか
せっかく売れそうな良い本置いてても
店の雰囲気が悪いなどで
なかなか客が入ってはくれないだろう

「古本は売れないものである」

諦めでも何でもなく
まずその逆説から入ってみる

ではなのに
ボクは古本屋なぞやっているのか

それはオモシロイからです

古本の魅力はその多岐に渡るジャンルと
それを取り巻く人間のオモシロサにあります

古本なんて必要ないものなのに
気に入る本にはいくらでも金を注ぎ込んでしまう

その無駄さ、どーでもいーものに関心を示す
人間のそこはかとした滑稽さ加減に
たまらない魅力を感じるのです

だから好きで古本屋をやっているボクとしては
それが売れないからと渋い顔するのは
信じられません

そんなに売れたいのなら
業種を変えればいいんです

どう夢みても
個人でブック○フを超えることは
まず不可能 ちがいますか

古本屋の魅力は儲かるからとか
そんな低俗なレベルのものじゃなく
ただ純粋に趣味に徹していられる、
コレじゃないかなあ

だからボク、古本屋をやってる方
こう見えてかなり好きなんですよ

なんでこんなしんどい商売やってるんだ
自分を棚に置いて笑っちゃいますよね

イヤでやるのは間違ってます

まだ金のためと割り切ってやる
フーゾクまがいの高収入の業種なら
理解できますが、
古本屋を嫌々やる意味が分かりません

古本屋は楽しいです
ただ儲からないだけで

だーかーら
ボク決めたんです

ユルっていこう(「シマッていこう」の逆)と

真面目な方からは「随分やる気のない商売やな」とか
釘刺されますが
こう話すとまんざら悪いもんじゃないでしょ

確かに「儲ける」という観点からいけば
やる気のない商売かもしれませんが
「愉しむ」という観点からいけば
まったくやる気がないワケじゃありません

まずはとことん愉しむ!
その先儲かるのかどうかは
神のみぞ知る、てな感じでしょうか

ただボクの今迄の浅い経験から学んだ
(それが正しいのかどうかは別として)方針を
いいますと、
売れないからといって渋い顔してたら
ますます売れない。
だったら辞めるか、割り切って
趣味に没頭するかどっちかだ、と。


 

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