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Title:【 伽羅はヘンだ 】 Days:h18.11.03

ウチの店はなんかヘンだ。

その理由のひとつは自分のなかでハッキリしている。
「商売していながら商売っぽくない」からだ。

悪くいえば遊んでいるようにもみえる。
もっと悪くいえば仕事にみえないとも。

ぶっちゃけるとそう、遊んでる。
でも商売をしてないってワケじゃない、
古本を売るという商売を遊んでるという言い方が一番正しい。

一般的に商売してる人らとの決定的な違いはそこにあります。

まず何より僕らがこの商売をはじめいきさつは
いかにして趣味を仕事にするか、だったので。

趣味というのははじめ芸術でした。
それで手っ取り早く仕事にできる方法として
カフェギャラリーをはじめ、
内輪になりすぎてる傾向を食い止めるために
行き着いたツールが古本。

古本というのは、ある意味文化的象徴、
広い意味で芸術に入るんじゃないかと。

昔から本は嫌いじゃなかったので
すんなり溶け込めました。

そこでまた芸術が顔を出します。
じゃあ本をつかっていかに
創作意欲を刺激した店づくりができるか、です。

アイデアは次から次に湧いてきました。
お茶を出してみる、ギャラリーもしたい人はやってあげる。
ポストカードやフライヤー、フリーペーパーなど
およそ創作活動に関係してる作品、制作類は
なんでも積極的に置いてあげる。

古本そのものを使った創作的な取り組みも
もちろんしています。

まずカンタンなのはコメントを書くこと。
通常ありえないような脱線トークや、
自分にまつわる思い入れあるコメント、
なんでもアリとしました。

歯に衣着せぬ言い様、とは
まさにこうした書きたいことを書くということだと
思ったので。

もちろん、遊びにはそれなりの苦労があります。
遊んでる分、逆に仕事を真面目にしてる以上に
デメリットも多いんです。

一番誤解されがちなのが、
「ふざけるな」という意見。

ここが難しいところ。こうして悪ふざけしてるように
思われがちですが、実はその真逆、本人いたって
真剣であります。真剣に「遊び」たいと。

これは一般的な価値観の問題です。
商売とはいったい何なのか。

まず「儲ける」こと、
そう言い切る人ってたぶん仕事は辛いことの
ほうが多いと思う。

ボクの場合「儲ける」ことも確かに必要とは
思うんですが、その前に「楽しむ」ことが
あってもいいと思ってるんで。

この楽しむには二通りあって
ひとつはやってる本人が楽しむ、
そしてもうひとつは
応対するお客さんに楽しんでもらうというもの。

たしかに理想論かもしれませんが
ボクはまず「楽しむ」を選んで仕事してるわけです。

だからこの店はヘンなのだなと。

これまた誤解が生じそうなので
解釈を加えますが、
だからといってやる気のない店と思わないでいただきたい。

通常のモラルに打ち勝とうとしてるだけに
それ以上に志は高く、敢えてイバラの道を歩んでると
いっても過言じゃないのです。

いかんせん個人規模で展開してるだけに
やりたいことがあってもそれぞれ限界がある。

「楽しいこと、面白いこと」=「売れる」じゃないのでね、
けっこう身を削ってまでエンタメしてるわけですよ。

これもひとつのボクの仕事表現だと思ってますから、
やり切りますよ、たとえどんなにバカにされようとね。

とカッコ良く決めたところで
あと最後に一言だけオチ言わせてください。

奥さん、ゴメン!!!(苦笑


 

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