
最近巷を賑わせている一連の自殺騒動を観ていて他人事では済まされない気がしています。一応ウチの店でも自殺を助長するような内容の本も取り扱ってるからです。書く側のモラルにも問題はあるでしょうが、それを商品として売る側の我々にもやはりモラルは必要なんじゃないかと。
もし万が一にでもそれを売った人間がですよ、犯罪や自害に至ったとしましょう。やっぱり想像するだけでもおぞましい。確かに見極めはそうカンタンにできるもんじゃないけれど、店頭で未成年に売らないことぐらいはできると思います。
じゃあ何故そこまでしてこういう類の本を売るのか、そう疑問に思う方も当然いらっしゃるでしょう。これはあくまでもボク個人の考え方ですが、「いけない」モノや「あぶない」モノ総てに於いて、そこに人間の業を見出すからです。それが面白い。要は見方の解釈の違いであって、モラルの出来た人間が見る分には何の罪もないと思うワケです。一番その人の人間性を試される読み物がそれといっても良い。
在る分には隠すことはできても無くすことはできない、つまり必要なのです。人そのものから悪を取り除かない限り、在り続ける書物なのだと思います。