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ある程度年齢を重ねた人ならばネットをまったくしない生活環境にある人はほとんどいないんじゃないだろうか。ただそれを正確に使いこなしてる人は少ないとも思う。受動的に情報を得たり、買い物をしたりするだけの人がいる一方で、自分から情報を発信する人も後を絶たない。カンタンに自己表現できるとあってどんどんプロと素人の垣根が低くなってる。
この本はそんな環境にあって、ネット上を匿名で漂ってる連中を追ったちょっと変わったルポである。
匿名とは云わずともバーチャルなキャラを装う表現は僕も興味があって、いろいろ試してはいるけれど、結局自分に還って来るということを解ったうえで表現してる。
匿名で漂うこと自体に悪はない。ただそれを傘に着てバレナイのを良い事に好き放題書くその裏の心情に悪が生じるだけのこと。もし匿名で自分の気が晴れるならそれでいいじゃないか。ただもし、その行為でさらにリアルを追い込む状況になってるのだとしたら悪循環だと思う。リアルライフをより豊かにするために使うことこそ匿名の正義だと僕は思います。
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