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ありがとう、かまち
17才のポケット
かまち
夭折の天才...

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山田かまち」を語らせて僕の右に出る者はいないと自負する。知識的な研究を云うのではない、魂の部分が、である。正直なところ、あの頃僕は狂っていたのではないか、かまちに出遭った時の衝撃は凄まじいものだった。誰かの作品、否人間の存在においてここまで人格を揺さぶられる経験はおそらくこれが最初で最期と思う。まさか自分がそんな目に遭うなんて予想だにしなかった。アイドルおたくなんかがあまりにも好きになる過ぎるとその子と結婚したいなんていうノーマルなレベルを通り越してその人に自分がなってしまいたい!なんて思うらしいが、この時の僕も似たようなものだった。時代は違えども僕はかまちでかまちは僕だと思った。(ホモセクシャルな感情とは全く違います)今となっては随分熱も冷めたけれどもまだ若い心の奥の何処かではそう思い込んでる節が在る。かまち(僕)は矛盾だらけで本当はどうしようもないヤツなんだ。でもそんなか弱い自分を認めたくなくてどこかでムチ打って奮い立たせようと演じてる自分がいる。格好悪いのに格好良いという。弱いのにそれ以上に強くありたいと願う。そんな矛盾だらけの自分と悪戦苦闘する「山田かまち」の姿はまさしく自分を映す鏡だったのだ。 かまちは死に、僕はまだ生きているけれどもまだ何となく彼のぬくもりをふと感じる時がある。彼は云う「生きろ!生きろ!」と。




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